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シルバーが黒ずむ理由と対処法

イギリスなどは良い執事の仕事の一つとして挙げられるのが「銀食器」が曇っていない事です。

王侯貴族などは銀食器は毒物に反応することから、日常の食器として愛用されていました。

しかし銀は時間がたつと黒く変色してくるため、いつも綺麗に磨き光らせていることが良い執事とされました。

それほど、銀製品とは変色しやすいのです。

では、なぜ変色するのでしょうか?

それは「硫化」という科学反応が起こっているためです。

「硫化」とは「硫黄」に反応する事をいいます。そして硫黄は人体の汗や空気中に僅かに含まれている成分です。

 

よく、「錆びる」と混同されがちですが、「錆び」とは腐食して金属が崩壊していく事を指します。

「硫化」は表面が化学反応により薄いメッキのように色が変化した状態ですので、銀自体が崩れているわけではありません。

しばらく使用していないアクセサリーがいざ使おうと思って出したら、真っ黒!「捨てるしかない・・・( ノД`)シクシク…」

と思ってしまいがちですが、ちょっと待ってください。

薄い膜のようなものなので、取れます。

【 鍋とアルミホイルと塩 】-お金をかけずできる

①鍋にアルミホイルを敷いてその上に塩を大さじ1乗せます。沸騰したお湯入れてかき混ぜます。

②シルバーを入れて数分おいてください。

③シルバーを取り出し、水でよくすすいで水滴は必ずティッシュペーパーでふき取ってください。

それで完了です。

【専門道具と使う】-100円~2000円ほど

・シルバー磨きクロスが100均やドラッグストアで売っていますので、そちらで拭くだけです。

ただし、入り組んだデザインのものは凹んだ部分が拭けないのでムラになりやすいです。ツルっとした部分におススメです。

・液体の磨き液 専門店で販売しています。

こちらは液体に付け込んで数分で全体が白くなります。光沢が多少なくなるので、ツルっとした部分には磨きクロスと併用すると戻ります。

チェーンとか複雑な形状のものには、簡単なのでオススメです。

【保存方法】

使ったらアクセサリーはアルコールや水で汗を拭きとります。

よく乾かしたら、ジップロックなどの空気を遮断する袋に入れて日陰で保管してください。

変色をかなり防げます。

 

【黒くなるのを楽しむ】

日本には「いぶし銀」という銀が黒くなることに美意識を感じる文化があります。

わざと黒く仕上げて「渋い」を表現します。

それも、銀の楽しみ方の一つですね。

お手持ちの銀製品がどのように変化していくのか。またお手入れによって生まれ変わるのか。

銀には人の手が入れば入るだけ、愛情に応えてくれる作用があります。

是非育ててみてください(^^♪

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