日本では結婚指輪は左手の薬指に着けるのが、ポピュラーですよね。
でも世界では、国や宗教によって付ける指が違うこと知ってました?
ドイツ・ポーランド・チェコなど東ヨーロッパや北欧では右手の薬指に結婚指輪・左手の薬指に婚約指輪をはめるそうです。
ハンサムな男性がいて、左手の薬指に指輪がなくて「独身!ラッキー( *´艸`)」ってならないように気を付けないと(笑)
また、キリスト教の宗派によっても違うそうです。日本の仏教でも数珠の持ち方に種類があるように、それぞれ独自の作法があるのですね。
右手薬指が「正義」「血液は右手側から循環を始める」などの考えが元になっているともいわれいます。
ではなぜ、左手薬指に着けるのが一般的となっているのでしょうか。
それは、古代ギリシャの慣習が伝わっているのではないかと言われています。
古代ギリシャでは心臓は人間の心を司る神聖な場所とされており、左手薬指に「心臓とつながっている特別な指」だと信じられていました。
その特別な指に「夫婦の絆」の証が着けれる事になったのですね。
または、11世紀ごろのローマ教会の結婚の儀式が確立してから。という説もあります。
カトリック教では左手薬指は「愛情」や「創造」を司る指とされています。
確かに私たちが「結婚式」「指輪交換」と一般的に想像するのはキリスト教の儀式ですよね。
思えば、私達は人体に色んな意味を見出しますね。子供のころはお姉さん指と教わりました(^^♪
どこの国の文化でも、薬指を大切な指と捉えて、そこに「夫婦の印」を刻むのはとても素敵な習慣だと思います。
現代では、仕事の関係で毎日付けることができないから指輪を買わない。という合理的なご夫婦も沢山いらっしゃいます。
それも一つの形だと思います。
でも、「指輪を着ける」意味を知っていると、よりお二人の絆が深まるかもしれませんね。